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親知らず

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親知らずは一番最後に生えてくる奥歯のことをいいます。
通常、永久歯は12歳頃までには生え揃いますが、親知らずが生え始めるのは、15歳頃と言われています。個人差があるため、20歳過ぎにようやく生えてくる方や先天的に親知らずが無い方もいらっしゃいます。
親知らずが他の永久歯同様、上下生え揃いきちんと咬合していれば問題ありませんが、きちんと生えずに歯本来の噛むという役目を果たさず他の歯に悪影響を及ぼす場合は放置すると様々な障害を引き起こします。
また食生活の変化により昔に比べ顎の成長が劣ってきていると言われています。顎の骨が小さいと親知らずが生えてくるスペースが不足し、傾いて生えてきたり顎の中に埋まったままになってしまう場合が多く、これが原因で問題を引き起こすことがあります。
親知らずに異常を見つけたら歯科医院を受診し、レントゲン写真をもとに検査していただくことをお勧め致します。

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親知らずが引き起こす問題

  • 歯ぐきから少し頭が見える程度で親知らず全体が出てこない場合、歯と歯ぐきの隙間から汚れが入り込み、腫れたり痛んだりすることがあります。
  • 斜めに生えて来た場合、隣の歯との隙間に食べカスが詰まりやすく、歯磨きもやりにくくなることがあります。
  • 前方に押す力が働くため、将来的に前歯の歯並びが悪くなることがあります。
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親知らずの対処方法

親知らずが周囲の歯ぐきや他の歯、顎関節、歯並びなどに悪影響を及ぼす場合、基本的に抜歯扱いとなります。しかし状況によってはすぐに抜歯が必要でない場合もあります。

親知らずが虫歯の場合

小さい虫歯であれば削って詰める処置を行いますが、虫歯がかなり進行している場合は抜歯扱いとなります。無理に残してもまた虫歯になると歯自体がもろくなり、最終的に抜歯する時に抜きづらくなるためです。

歯グキが腫れて痛む場合

炎症の原因は歯と歯ぐきの間にたまった汚れなので、そこを消毒液で洗浄し薬を塗ります。
腫れや痛みがひどい場合は抗生剤や鎮痛消炎剤などを服用していただくこともあります。
これで症状が落ち着きブラッシングも正しく行えば抜歯せずに保存できる可能性があります。
歯ぐきが歯の上にかぶっている場合は、またすぐに汚れがたまることが多くブラッシングも困難と考えられるのでやはり抜歯することをお勧め致します。

口が開けづらい場合

親知らずは顎関節に悪影響を及ぼすことがあります。生えてきた向きや状態が悪いと口が開けづらいことがあります。今後さらに悪化することがあるので抜歯することをお勧め致します。

歯並びが悪くなってきた場合

矯正治療では治療後に歯並びが元に戻らないようにするため、治療前に親知らずを全て抜いておく場合があります。残したまま矯正治療を進めると将来的に前歯の歯並びが悪くなってくることがあるので、矯正治療前に抜歯することをお勧め致します。

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抜歯について

1:麻酔

表面麻酔と浸潤麻酔を併用するので、個人差はありますが耐え難い程の痛みではないと思われます。
麻酔がしっかり効いていればその後の処置に関して痛みはありませんが、押したり響いたりする感じはあります。

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2:歯や骨を削る

横に生えていたり、歯根が曲がっていたり、歯と骨が癒着していたりする場合は、歯を分割したり癒着部分を削ったりして抜歯をします。麻酔がしっかり効いていれば痛むことはありませんが、削る時の振動や音、においは感じます。

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3:口を開けたままにする

親知らずは奥にあるので大きく口を開けていただかないといけません。
お口を大きく開けることができない方や、長時間お口を開けておくのがつらい方は事前にお話ししていただければ無理なく処置を行うように努めます。
開口器(お口を開けたままの状態で支える器具)もありますのでご相談ください。

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4:出血

出血する可能性があるので、血栓溶解剤や血液をさらさらにする薬などを服用している方は休薬期間が必要になることがあります。事前に必ず相談してください。

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5:併用薬

抜歯後は通常、抗生剤、鎮痛剤を服用していただきますので常備薬を服用している方は、併用に関して注意が必要な場合がありますので事前に必ずご相談ください。

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抜歯後にでてくる症状

出血

抜歯後は止血のためしばらくガーゼを噛んでいただきます。抜歯当日はうがいをし過ぎると傷口から出血しやすくなりますのでティッシュにだ液を出すか、うがいも軽く水を含ませる程度にしていただくことをお勧め致します。傷口が落ち着いてくる抜歯翌日からは感染予防のためうがい薬でしっかりうがいしてください。

痛み

抜歯後はどうしても痛みが出る可能性があります。痛みに敏感な方は我慢せずに処方された鎮痛剤を服用していただくことをお勧め致します。
痛み出してから服用しても効き始めるのに最低でも30分以上かかりますので、我慢できない程に痛みが強くなる前にあらかじめ(麻酔が切れ始め、唇の感覚が戻ってくる頃に)服用しておくと、出てくる痛みを事前に抑えることができます。
薬を服用して気分が悪くなったら(発疹、胃痛、下痢など)副作用の可能性があるので服用を中止しすぐにご連絡ください。

腫れ

抜いた直後よりも翌日以降の方が腫れがひどくなることがあります。炎症のピークは抜歯後2~3日で、その後は自然と緩解していきます。人前に出る予定がある場合は腫れることを想定して抜歯の日程をお決めいただくことをお勧め致します。

口が開けづらい

下顎の親知らずの抜歯後は口が開けづらくなることがあります。これは周囲の筋へ炎症が広がってしまうことにより起こります。一時的な症状で時間が経てば次第に改善していきますので、症状がある間は無理に口を開けない様にしてください。

しみる

抜歯の処置に伴い一時的に隣の歯にも炎症が広がると、しみることがあります。周囲の歯ぐきの状態が整ってくれば改善していきます。

喉が痛む

下顎の親知らずの抜歯の際に、炎症が喉の方まで広がってしまうと食べ物やだ液を飲み込んだ時に喉が痛むが場合があります。一時的な症状ですので炎症が治まれば改善していきます。

顎の皮膚の変色

内出血によるもので、抜歯の際に出血が多いと起こりやすい症状です。数日後に青紫色になり、次第に黄色に変色して、きれいに消失していきます。消失するのに1週間前後かかることがあります。

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